ハロプロ楽曲大賞1997-2006 投票
http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/1997-2006/
これはあくまで2007年8月5日現在に過去10年間のラインナップを俯瞰した上での結果であり、個々の楽曲が発表されたその時々での印象とはまた違ったものであることをあらかじめエクスキューズ。
■楽曲部門■
5位:W『あぁ いいな!』(1pts)
- アーティスト: W,つんく,鈴木Daichi秀行,平田祥一郎
- 出版社/メーカー: ZETIMA
- 発売日: 2004/08/18
- メディア: CD
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遠い空の夕陽を見上げて思い出す、幸せ過ぎた幼き日の記憶。音楽はあらゆる人の引き出しにタイムマシンを授けるのだ。
4位:タンポポ『ONE STEP』(1.5pts)
初期タンポポ。その歌声は狂気を孕んだ凶器。中でもこの曲は3人の歌声のコントラストといい、トリッキーな節回しといい、そしてJazzyなインタープレイといい、邪悪の極北を往く仕上がり。こうした文化がハロプロから失われて久しい。3位:ソニン『小さな夜旅』(2pts)
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ところがその極悪ぶりを受け継いだ女がいた。聴く度に胸が裂けそうになる、血の滲む歌声。今のソニンは、その存在自体が研ぎ澄まされたカミソリのようだ。
2位:モーニング娘。『通学列車』(2.5pts)
イントロの気泡が立つような音からして強烈に惹きつけられる、ハロプロ楽曲群において一際異彩を放つ傑作。異様なメロディーに異様なサウンド。それでいて描かれる世界は極めて日常的なスリルとミニマムな幸せ。コーダの部分で登場する、吉澤組と石川組の二班に分かれた4期メンによるコーラスもまた楽し。
1位:モーニング娘。『21世紀』(3pts)
思えば『LOVEマシーン』の成功がなかったら、モーニング娘。は21世紀を迎えることなく解散していたに違いない。この1枚に賭けるメンバーとスタッフの悲壮な決意が裏側にまで染み出して、この曲に重厚なまでの説得力を与えた。シンプルにして力強い名曲中の名曲。■PV部門■
3位:市井紗耶香 in CUBIC-CROSS『失恋LOVEソング』(1pts)
勘違いここに極まれり。しかし全盛時の松浦亜弥を、ことアイドル性において凌駕し得る可能性があったのは、やはり彼女しかいなかったように思うのだ。
市井紗耶香という怪物の記録として。
2位:11WATER『BE ALL RIGHT!』(2pts)
地球へ向けた決意表明のアジテーション、思わず脚が上がるラインダンス、すっぴんでのコールドスリープ、そしてスクリーンに映し出される満開の桜。楽曲の魅力を見事に膨らませた優秀な映像作品だと思う。
しかしこのユニット、今にして思えば11人中9人がリーダー経験者なのね。やや脇役めいたメンツが集まっているからこそ、その結束感により強く心打たれるのかもしれない。
1位:モーニング娘。『女子かしまし物語』(3pts)
ありきたりなセレクトだけど、何度見てもよく出来てる。You Tubeにて外国人ががっつくのも無理はない。
■アルバム部門■
3位:松浦亜弥『ファーストKISS』(1pts)
2位:タンポポ『TANPOPO 1』(2pts)
地味ながら滋味溢れる楽曲を満載。石黒のお人好しぶり、矢口のょぅι゛ょぶり、そして飯田の不機嫌な果実ぶりに酔え。1位:モーニング娘。『セカンド モーニング』(3pts)
この1枚がある種の区切を成していることもあり『LOVEマシーン』以降のファンには評判よろしくないようだが、"駄目だった頃のモーニング娘。"には、今は失われた健全かつ素朴な魅力があったのだ。『せんこう花火』の稚拙さ、『乙女の心理学』の惨さ、そして『ダディドゥデドダディ!』の空しさをもう一度噛み締めてみるのも悪くない。■推しメン部門■
保田圭