落選

 楽曲部門、決まりました。最終候補10曲のプレイリストをシャッフルしまくり聴きまくりで泣く泣く5曲に絞り込み。投票内容には後で他の部門とまとめて触れるとして、まずは次点の5曲を振り返る旅。


次点:プッチモニ『DREAM & KISS』

ちょこっと LOVE

ちょこっと LOVE

 我ながらよもやこの曲を落とす破目になろうとは思ってもみなかった。『浮気なぼくら』の頃のYMO、というか細野歌謡的トラックにのせて描かれる落ちこぼれ少女たちの内宇宙。神曲なんだけどね。いいとこ突き過ぎなだけに風化の度合いも高いのです。


次点:モーニング娘。『ポップコーンラブ!』

Mr.Moonlight?愛のビッグバンド?

Mr.Moonlight?愛のビッグバンド?

 私にとっては中澤卒業後の新しい風景を象徴する楽曲。ハッピーでファンキーでエネルギッシュな瑞々しい新生モーニング。5期メンの生真面目な歌声が初々しい。Aメロで突然登場するお局3人組も至極快調。
 惜しむらくは、加護のソロをPro Toolsで加工し過ぎな点。Bメロにおける石川のパートが4文字、辻が5文字なことを考えれば、4期の中では歌唱力を高く評価されていたのだろうに。この頃を境にハロプロの楽曲はズタズタにコラージュされるようになり、歌の上手い下手はあまり問題にされなくなるのでした。


次点:松浦亜弥『笑顔に涙 〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜』

ファーストKISS

ファーストKISS

 とは言え唄える娘の歌声はそのまま使われるのだ。代々にわたってハロプロで唄い継がれるべき歌唱のお手本。ラスト5曲に残るには曲調やアレンジがオーソドックス過ぎたのが残念。


次点:ミニハムずミニハムずの結婚ソング』

ミニハムずの結婚ソング

ミニハムずの結婚ソング

 ハロプロ楽曲におけるダンス☆マンのベストワーク。荘厳なコーラスが素晴らしい。再三繰り返し使われる矢口の弾けたカウントやつんくPのインチキ臭いMCも魅力的だが、ここは辻のガッツ溢れる歌声にこそ要注目。色々な意味で良い時代だった。強いて言えばトラックにごちゃごちゃと詰め込み過ぎで、全体に音圧が薄くなってしまっているのが難点。


次点:ソニン『ADA BOY & DA GIRL』

 ソニンの歌声にはナチュラルに人を不快にする作用があり、矢口と仲が良いのも頷ける。そしてそれこそが、この楽曲を支える最大の魅力。つんくPの肉食獣丸出しなラップに注目が集まりがちだが、月亭八光的間抜け感を伴うユウキのラップでも聴いてみたかった。
 落選5曲の中ではトラックから何から最も上位に肉薄する完成度なのだけれど、落ちてしまったのはワン・アンド・オンリー感の差か。


 さて、アルバムと推しメンは既に決まっているので、これからPV部門の選考にかかることにします。こちらのサイトさんのお世話になると便利ですよ。
http://d.hatena.ne.jp/htandescondor/20070723/1185288557