溶岩より熱く蕩け合う二人

 辻の件にも藤本の件にも一切触れぬまま楊貴妃レポに至れば高天原の事象には何の興味も抱かない彼岸の住人を気取れたのかもしれないのですが、いかんせん触れなかったからといって誰かが誉めてくれるわけでも結婚してくれるわけでもないので軽く触れておきます、Invisible Touchな程度に。
 「アイドルとして雇用された以上、セックスは自粛せねばならない」という契約が労働基準監督署に認められるのであれば、福利厚生の一環として一人1本ずつヴァイブレーターが支給されるくらいのサービスはあって然るべきだと思います。それで火照りが静まるかどうかは別として。
 仮に事務所がそれを実践していたとして(世界最先端の雇用条件!)、矢口が「こんな太さじゃ全然足りない。私の二の腕くらいのサイズを!」と主張し、それでは特注になってしまうため採算が折り合わないと事務所が却下し、それを聞いた矢口が「私の価値がそんなものなら町場でジャストフィットを探す。気に入らなければ削除してくれ」と申し出たのだとしても誰が非難できようか。いやまあ「握り拳突っ込んどけ!」の一言で片付けるのも手なわけですが。
 結局のところ「支給されたピンクローターを片手に小首を傾げるマイマイ」という絵柄を私の脳内に描いてくれたという意味で、藤本はなかなか優秀なリーダーなんじゃないかな、などと評価する私の局部は岩盤欲。