突然炎のごとく
思い出したのでした、この血塗られた聖なる日に。
globetown時代から独自ドメイン期を経てはてなへ。足掛け5年と数ヶ月、この『彼女について知っている二、三の事柄』と称するサイトは続いているわけですが…。
なぜ斯様なサイト名を付けたのか、を。
もちろんそれがムーンライダーズの曲名のパクりであり、その曲名自体そもそもゴダールの映画のパクりであることは皆さんご存知かと思いますが、ではなぜ数ある楽曲の中からこの曲を選んだのか。
実はサイト立上げ時、どのようなコンテンツを揃えるべきか悩んでいたのです。
●動画と画像と音声：これは馬鹿でもできる。
●掲示板：馬鹿がウジャウジャ寄ってくる。
●カヴァーネタ：これは俺にしか出来ないが、いかんせん一般ウケしない。
●テキスト：そもそもサイトを立ち上げた理由は、当時リリースされたばかりの『I WISH』にて、唄える年長メンバーを干してまで
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（ ＾▽＾)＜♪メ
ル
な人とかを重用する状況について一言苦言を呈したい33歳のオッサンの心境の発露だったわけで、ようするに説教臭すぎるから却下。
ちなみに私が過去に何度か使ったことのある“Back to the Basic”と言う熟語は、当時発案してロゴまで作ってあったにも関わらず没にしたテキスト・コンテンツのタイトルです。安倍さんを差し置いて雑音かますなボケ。
そこで切羽詰ったあげく、思いついたのが“娘。小説”だったのです。まあ『市井紗耶香 我が闘争』すら読んでなかったんだけどね。
以下、当時を思い起こしてワインを呑みながらでっち上げた企画書。
【企画意図】
プッチギャング団よろしく全身黒尽くめのスーツに身をに固めた保田圭と市井紗耶香がオンボロルノーを駆って（※免許取得者は保田のみ）、公衆電話でテレカの残度数を気にしながら元締・つんくの指令を受け、日本全国の揉め事を解決して回ります。言わば娘。版『傷だらけの天使』。圭と紗耶香の相棒ブルース!
【キャラ設定】
保田圭：パンサークロー・アンドロイド養成学校の落ちこぼれ。元・千葉のスケバン。要領が悪く口数が少ないためなかなか改造してもらえない（注：本来アンドロイドとは人工知能を備えた人型ロボットのことであり、人間を改造したものはサイボーグ。この辺曖昧というか適当）。とは言えなぜか、一味の首領・パンサーゾラからは一目置かれている。自転車チェーンを武器として操る（参考：チェーン万次郎）。後輩・市井がセックス・トレーニングを強いられることに耐えられず、彼女を連れてパンサークローを脱走。
市井紗耶香：アンドロイド養成学校の新入生。元・千葉のスケバン。処女であるがゆえエッチな攻撃には弱いが、ひとたび殺気立つと頭髪が逆立ち、狼の目つきに変わる。カミソリの使い手（参考：カミソリ鉄）。セックス・トレーニング前夜、メソメソ泣いているところを保田に連れられてパンサークロー脱走。
つんく：保田・市井にトラブルシュートを依頼する歌舞伎町の元締。正体不明。小学生によるオヤジ狩りにあった損失補填などを理由にたびたび無茶な依頼をする。テレカがもったいないため依頼の詳細は常に説明不足気味。
【ストーリー】<第1話：ターミネーター篇>
病弱な姉・梨華と元気な中学生・亜依の姉妹は、東京へ出稼ぎに出ている父と農協で働く母のもと、今日も健気に生きている。
梨華が学校を病欠したある日、突然身長2m・体重130kgはあろうサングラスをかけた巨漢の男が現れ、無言で玄関口に黒いボストンバッグを投げ出す。そこから転がり出たのは父の生首だった!
ショックで失神した梨華が目覚めた瞬間目にしたものは、あらぬ方向に首が捻じ曲がった母親の死体に跨って腰を振る巨漢と、己が股間から流れる鮮血。
その時あたしは、わけもわからず台所へ走り…包丁をつかんで居間へ駆け戻って…無我夢中で、あの男に…。
刃を突き刺したのです。
面倒だからこの辺で止めときますわ。この小説のテーマ曲として想定していたのがコレ。
http://www.youtube.com/w/?v=m6NG2-PYuyc
