セーラー服反逆良明

 『ミュージックフェア21』ですが、モーニングに昭和のアイドルソングをカヴァーさせるなんてまあいかにもフジが考えそうなことというか、モーニングとおニャン子クラブを一緒くたにして何事かを有耶無耶にしようとしてるというか、少なくとも藤本と田中に『少女A』を唄わせるなんて誰でも真っ先に思いつく(故に普通は避ける)ことを当たり前のようにやっちゃうあたりがアイドル業界の辺境に聳え立つベルリンの壁(あるいは万里の長城)を見せつけられたようで憂鬱なのです。尤も、おニャン子の曲をまがりなりにもプロの歌手が唄うとこうなる、というお手本みたいなものを新垣が示してくれた、それを目の当たりにする機会を設けてくれた、という意味では感謝すべきところなのですが。
 ちなみに、飯田・保田・松浦の3人が『ウォンテッド』の冒頭のポーズをとった瞬間、処女のゲイボーイが生まれて初めて肛門に亀頭をあてがわれた時に発するような「キャッ♪」という可愛い悲鳴を私がTVの前で漏らしてしまったことは秘密です。