保田圭 in 『夏ノ夜ノ夢』

 大阪初日でした。ネタバレしない程度にあれこれと。
●ドルク保田
 冒頭でナウシカに出てくる土鬼みたいな格好をした連中の群舞があるのですが、ちゃんとヤスも交じって踊ってます。最初からそのつもりで見ていればすぐわかるはず。かっこいいというよりはカマトト寄りのムーヴ。
●上手側は負け組
 上手側の前のほうの席からは芝居の一部が全く見えません。ヤスのチューで舌が入ってたか論争どころの騒ぎではなく、生理がどうかのほうがまだ判別つきやすいくらいケツ向けまくり。股間に染みがなくて正直ホッとした♪ちなみに薄手の生地の長いパンツの下には白いスパッツを穿いていた模様(サトエリのが見えた)。
 他にも村芝居のメンツが最初に登場するシーン。車椅子に座っている住田さんはセットの陰に隠れて全く見えませんでした。演出家の方が「芝居なんてそんなもんだろ」と考えておられるのなら、「そんな芝居は二度と観に行かない」としか応えようがありません。これは『羅生門』において、池の水面のせせらぎを照明で表現していたのが俯瞰で観ないとわからなかったのとは全然別の次元の問題。
 ただまあ、少なくともクライマックスのサトエリちゃんのセリフ(ネタバレを避けるとこれ以上書きようがないのだが)だけは、最前列上手端ならではのサムシングエルスが味わえたように思います。「なるほど、こうきたか」って感じ。エヴァみたいなもんだと思って。
●セリフが聞き取り難い
 村井さんと床嶋さんの評価が概ね高めなのは、この二人くらいしかセリフをしっかり聞き取れないからかも知れません。そういう意味では、舞台から遠く離れた後ろほうの席も負け組。
●海東キュンははなわに似てなくもない
 いやこれはそのまんまの意味。
 観客層は年配の方が中心。和服の女性もチラホラお見かけしました。とは言えもちろんキショヲタも皆無ではなく。松竹座2Fのロビーを使用するとばっちい連番ヤスヲタと顔を合わせる危険性があるので、休憩時間にはあらかじめキムカツの弁当でも注文しておいて自席で召し上がるのが賢明かと思われます。休憩中に地下へ買いに行くこともできるよ♪