青春 誰?
矢口は正直すぎるよ。
この曲は3曲(あるいは大サビを含めて4曲)をツギハギして仕上げた楽曲なわけだから、もっと唄い方からタイム感からそれぞれに切り分けて、少々チグハグなくらいに唄い分けないと。市井紗耶香的馬鹿力(ばかりょく、と読む)があれば、弛緩したアイドル歌唱と苦笑交じりな熱唱とで、2種類くらいは使い分けられたかもなのだけども。それではエアバンドとの差別化が成り立たないのだ。慶一が「Aメロしか書けない男」であるが故に、ムーンライダーズにはツギハギ楽曲が少なくはなく、成功すれば『髭と口紅とバルコニー』になり、失敗すれば『夜のButique』になる。でもそれは楽曲自体の負った業で、それを背負えるか背負えないかは歌唱者の器量に委ねられる。慶一にとって楽曲の成否は、アレンジやプロデュースも含めた、自身を献体とした自己実験なのだ。純シンガーなら、少々無理のあるオーダーが下ろうとも腕(喉?)一本で切り抜けなければならない。優秀なプロデューサーが多人数ヴォーカルの利を生かして塩梅よく仕上げてくれるモデルからの脱却はなかなか難しいね。
初戦の適不適を嘆くことなく、これを機会に研鑽して欲しい。
ビジュアルはバッチリだぞ!
第7回ハロプロ楽曲大賞 結果
あけましておめでとうございます。
楽曲大賞の結果が発表されましたが、「来期はモーニングの巻返しに期待!」なんて書くまでもなかったみたいですね。
http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/2008/
例によって自身の投票と照合。
http://d.hatena.ne.jp/caldesac/20081207/1228658992
<楽曲部門>
5位:Berryz工房『HAPPY! Stand Up』(1pts)→20位(98.5pts/53票)
4位:月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)『こんにちぱ』(1.5pts)→14位(116.5pts/62票)
3位:メロン記念日『カリスマ・綺麗』(2pts)→78位(18pts/11票)
2位:Berryz工房[徳永千奈美・夏焼雅・熊井友理奈]『CLAP!』(2.5pts)→103位(11.5pts/8票)
1位:HANGRY & ANGRY『Kill Me Kiss Me』(3pts)→7位(181.5pts/79票)<推しメン部門>
保田圭→34位(4票)
『カリスマ・綺麗』の順位の低さを意外に感じもしたのですが、確かにメロンの過去の秀作群と比較したら評価しにくいかもなー、なら1位は何なのよ! てな印象でした。
あと、きらりちゃんは作・編曲者として上野耕路氏を迎えれば紅(ry
第7回ハロプロ楽曲大賞2008 投票
http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/2008/
ギリギリ政府。なんてAERAチックな駄洒落も冴えない中年男の駆込み投票です。
5位:Berryz工房『HAPPY! Stand Up』(1pts)
LIVEでの盛上がりが目に浮かぶようなハロプロの伝統芸的アッパーチューン。この曲が流れてもファミリー席のお客様はお席をお立ちにならないようお願いします。4位:月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)『こんにちぱ』(1.5pts)
- アーティスト: 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。),きら☆ぴか
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3位:メロン記念日『カリスマ・綺麗』(2pts)
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2位:Berryz工房[徳永千奈美・夏焼雅・熊井友理奈]『CLAP!』(2.5pts)
雑は雑だが抵抗し難い魅力を湛えた青春ソング。特筆すべきは徳永の呑気力。1位:HANGRY & ANGRY『Kill Me Kiss Me』(3pts)
結果的にはハローの壁を突き崩す尖兵となった、2008年12月現在、等身大の石川梨華と吉澤ひとみ。
リリースは少なかったけれど、振り返ってみて、案外悪い1年ではなかったように感じました。来期はモーニングの巻返しに期待!